ピップス
ぴっぷす
ピップスとは、FX取引における為替レートの最小単位(変動幅)を表す言葉で、価格変動を数値で示す際によく使われます。
通常、主要通貨ペアでは小数点以下第4位(0.0001)が1ピップスに相当し、円絡みの通貨ペアでは小数点以下第2位(0.01)が1ピップスとされます。
例えば、ドル円が110.25から110.35へ上昇した場合、10ピップスの値動きがあったということになります。
この単位を使うことで、利益や損失、スプレッドの幅などを簡潔に把握することができます。
ピップスは損益計算にも活用され、特にトレードの成績を比較したり、リスク管理を行う際に役立ちます。
たとえば「1回のトレードで20ピップスの利益を目指す」といったように、明確な目標を設定するための基準として使われます。
初心者はピップスの概念をしっかり理解しておくことで、損益の把握やトレード戦略の精度を高めることができます。
取引通貨の特性によってピップスの大きさが異なる点にも注意が必要です。