パニック売り
ぱにっくうり
パニック売りとは、市場参加者が恐怖や不安に駆られて冷静な判断を失い、一斉に資産を売却することで発生する急激な相場下落のことを指します。
特にFX市場では、突発的な経済ニュースや地政学リスクなどにより、瞬時に大量の売り注文が殺到し、為替レートが大きく変動することがあります。
このような局面では通常のテクニカル分析が通用しにくく、スプレッドの拡大や滑りなどの取引リスクが増大します。
また、損切り注文が次々と発動することで下落が加速し、想定以上の損失を被るケースも珍しくありません。
初心者にとっては特に危険な状況であり、感情的な売買を避けるためにも、平常時から明確な損切りルールを設けておくことが重要です。
ロット数の調整や資金管理を徹底し、パニック的な動きに巻き込まれないよう備えることが大切です。
一方で、パニック売りが過剰反応となる場合もあり、その後の反発を狙う戦略も存在します。
しかし反発狙いの逆張りは高リスクを伴うため、冷静な分析と慎重な判断が求められます。