レジスタンスライン
よみかた:れじすたんすらいん
レジスタンスラインとは、チャート上で価格の上昇が何度も止められている「上値の抵抗線」のことを指します。
過去に反発して下落した水準にラインを引くことで、相場が再びその水準に近づいたときに売り圧力が強まりやすいと判断されます。
このラインは、多くのトレーダーが意識する価格帯であり、「このあたりで売られるだろう」という市場心理が働きやすいのが特徴です。
特にトレンド中やレンジ相場では、レジスタンスラインが意識されることで価格が跳ね返される現象が頻繁に見られます。
レジスタンスラインを明確に上抜けた場合は、それまでの売り圧力を突破したとみなされ、上昇トレンドが強まるシグナルとされることもあります。
この「ブレイクアウト」は新たな買いを呼び込み、相場に勢いがつくことがあります。
ただし、ラインは完璧に機能するものではなく、「だまし」の動きも起こり得ます。
そのため、出来高や他のテクニカル指標と組み合わせて判断することが信頼性を高めるポイントです。
初心者は、レジスタンスラインを引く練習を通じて「どこで価格が反発しやすいのか」「どこが相場の天井になりやすいのか」といった相場の構造を視覚的に理解する力を養っていきましょう。