ロング
よみかた:ろんぐ
ロングとは、FX取引において「買いポジション」を持つことを指す用語です。
将来的に価格が上昇すると予想し、安い価格で買って高い価格で売ることによって利益を狙う取引スタイルになります。
たとえば、ドル円を100円でロング(買い)して、105円で決済(売り)すれば、5円分の利益が得られるという仕組みです。
反対に、エントリー後に価格が下がれば含み損が発生するため、ロングにもリスクは伴います。
ロングは、上昇トレンド中や押し目を狙った場面で使われることが多く、テクニカル分析ではサポートラインや移動平均線を参考にエントリーポイントを見極めるのが一般的です。
また、スワップポイントがプラスになる組み合わせでロングすると、金利差による収益も期待できます。
ロングという言葉は、株式や商品先物など他の金融商品でも使われており、「資産を保有する=買って持つ」という意味合いで幅広く用いられています。
そのため、金融の基礎用語として覚えておくと非常に便利です。
初心者は、ロングの基本を理解したうえで、安易に「上がりそうだから買う」といった感覚的なエントリーを避け、根拠に基づいた判断と適切なリスク管理を徹底することが重要です。