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マーケットプロファイル

マーケットプロファイル

よみかた:まーけっとぷろふぁいる

マーケットプロファイルとは、価格の分布と取引量を視覚的に分析するための手法で、相場がどの価格帯でどれだけの時間・取引を経て形成されているのかを把握することができます。
1980年代にシカゴ・マーカンタイル取引所のピーター・スタイドルマイヤーによって開発され、主に先物市場で使われ始めましたが、現在ではFX市場でも活用されています。

この手法では、価格を縦軸、時間と価格の重なり(TPO)を横軸に取り、価格帯ごとの市場の滞在時間や取引密度を可視化します。
中でも最も多くの取引が行われた価格帯は「POC(Point of Control)」と呼ばれ、マーケットの中心価格として強く意識されやすい水準です。

マーケットプロファイルを活用することで、単にチャートを眺めるだけでは捉えづらい市場の構造や参加者の心理的な傾向を読み取ることが可能になります。
特にレンジ相場での「価格の滞留ゾーン」や、トレンド発生前のエネルギー蓄積といった局面を判断する際に、非常に有効な分析材料となります。

ボリュームプロファイルとの違いとしては、マーケットプロファイルが時間(TPO)に着目している点が挙げられます。
そのため、単なる出来高だけでなく「市場がどこにどれだけの時間集中していたか」という視点を持つことで、より戦略的な判断が可能となります。

やや上級者向けのツールではありますが、相場のバランス状態や不均衡の兆候を見極めたい場合には非常に役立ちます。
初心者であっても、POCやバリューエリアといった基本的な概念を学ぶことで、チャートを見る視点が広がるはずです。


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