金利差
よみかた:きんりさ
金利差とは、2つの国の政策金利や市場金利の差を指します。
FX取引においては、通貨ペアを構成するそれぞれの国の金利差が投資家の利益や戦略に大きく影響します。
たとえば、高金利の通貨(例:メキシコペソ)と低金利の通貨(例:日本円)を組み合わせた場合、高金利通貨を買って低金利通貨を売るポジションを保有することで、日々の「スワップポイント」と呼ばれる金利収入を得ることができます。
これを利用した取引手法が「キャリートレード」です。
一方で、金利差による利益は為替レートの変動リスクと表裏一体です。
たとえば、高金利通貨が大きく下落すれば、スワップポイントで得た利益以上の為替損失を被ることもあります。
したがって、金利差はFX取引において重要な判断材料のひとつですが、相場全体の流れや経済指標、地政学リスクなども総合的に考慮することが求められます。