アウトライト取引
よみかた:あうとらいととりひき
アウトライト取引とは、将来の特定の日に通貨を売買する契約を、あらかじめその時点でレートを決めて結ぶ取引のことです。
主に「直物(スポット)取引」と区別されるもので、外貨の受け渡しが通常2営業日以内に行われるスポット取引に対し、アウトライト取引では「2営業日より先の日程」での決済が前提になります。
FX取引においては個人投資家にはあまりなじみがないかもしれませんが、実需のある企業(輸出入業者など)が為替変動のリスクを避けるために活用するケースが多いです。
たとえば、3か月後に米ドルでの支払いがある企業が、今の為替レートで将来のドル購入を予約しておくことで、為替レートが不利な方向に動いても影響を避けられるわけです。
初心者にはやや専門的に聞こえるかもしれませんが、為替のリスク管理という観点で非常に重要な取引手法の一つです。