アービトラージ
よみかた:あーびとらーじ
アービトラージとは、日本語で「裁定取引」と呼ばれ、異なる市場や取引所間で生じる価格差を利用して利益を得る取引手法のことです。
たとえば、同じ通貨ペアがA社では100円、B社では101円で取引されていた場合、安い方で買って高い方で売れば、その価格差の1円が利益になります。
FXでは、取引所や業者によってレートが微妙に異なることがあり、そのズレを瞬時に捉えて売買を行うことでリスクを抑えて利益を狙うことが可能です。
また、スワップポイントの違いを利用した「スワップアービトラージ」など、さまざまな応用手法もあります。
ただし、最近ではシステムの高速化や市場の効率化が進み、明確な価格差が生じにくくなっています。
そのため、アービトラージで安定して利益を出すには、高度なツールや情報処理能力が求められ、初心者にはややハードルが高い手法といえるでしょう。