ストップ狩り
すとっぷがり
ストップ狩りとは、FX市場において多くのトレーダーが設定しているストップロス注文(損切り注文)を意図的に狙って価格を動かし、その注文を発動させることで相場の一時的な急変を引き起こす現象のことです。
例えば、ある価格帯に多くのトレーダーが損切りラインを設定していると、それを把握した大口投資家や機関投資家が、そのラインをわずかに超えるように注文を仕掛けて価格を動かします。
すると、次々とストップロス注文が執行されて一時的に価格が急落・急騰し、流動性が一気に増してその後の価格が戻ることもしばしばあります。
このような動きに巻き込まれると、本来の相場観が正しくても、ストップにかかって損失を出してしまうケースがあります。
そのため、ストップ狩りを避けるためには、損切りラインを目立ちにくい価格帯に置く工夫や、過去のチャートでストップ狩りが発生しやすい水準を把握しておくことが重要です。